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【豆知識】塗装の色の決め方について

福岡県福岡市の塗装実績40年以上の有限会社小浜塗装店です。
福岡市東区を拠点とし、環境に配慮した外壁塗装・屋根塗装・防水工事などを得意としています!

私たちは塗装会社なんですが、塗装が良く分からないという方向けに記事を書いてみました。
「わかりづらい、もっとここを知りたい」等ございましたら、
お気軽にご連絡くださいね。

【テーマ:塗装の色の決め方】
今回は塗装色について、解説します。
住宅や建物の外観・雰囲気に大きな影響を与える重要な要素ですよね。
「思ったのと違う!」とならないよう、予備知識を入れておきましょう。
長くなってしまいましたので、以下まとめました。気になる箇所からご覧ください。

【記事のまとめ】
●塗装で人気な色

・白い色
・グレー、ベージュ
・ブルーグレー
・濃い青(藍色)
・濃いグリーン
・黒
●カラーシュミレーションのポイント
【後半】
・大きさ
・ディスプレイの差異
・照明の違い
・素材や質感
・色空間
●色の選ぶ上でのポイント
・トレンド、人気の色を把握する
・業者(プロ)から選び方のガイドを受ける
・色心理を知る
・メンテナンスと耐久性
・地域の要件
・色の組み合わせ
・実例や事例紹介を確認する
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それぞれ解説していきます!

●人気な色
今まで塗装してきた住宅で、ご依頼の多かった色をご紹介します。

・白い色
清潔感があり王道とも言える色です。下の記載している色と上下で組み合わせたり、屋根を濃い色にするなど組み合わせやすい色でもあります。
やや暖色系・くすんだ白色にすると、より汚れが見えづらくなり、暖かな印象になるためいわゆるクリーム色が特に人気です。
例:ピュアホワイト/アイボリー/エッグシェル/ベージュホワイト/アンティークホワイト

・グレー、ベージュ
白をよりくすませたグレーやベージュも人気です。
落ち着いた印象で他色の組み合わせもしやすいです。黒より、黄色より、青よりなど寒色・暖色どちらに寄せるかでも印象は大きく異なります。白や黒(ダークグレー)と組み合わせてモノトーン風にしてもかっこいいですよね!
例:シャドウグレー/エレファントグレー/ライトグレー
  サンドベージュ/トーストベージュ/チャンピオンベージュ

・ブルーグレー
海や空を思わせる穏やかな雰囲気を出せる色として、こちらも人気です。上品な仕上がりになりやすいです。青みがかかった灰色ですが、日光の加減ではきれいな青に見えたり、黒っぽい灰色に見えたりと日常の変化としても楽しめる色です。
例:スレートブルーグレー/パウダーブルーグレー/フレンチブルーグレー

・濃い青(藍色)
深みのある青、かつ環境に溶け込みやすい深い青色は重厚感のある雰囲気を出せるシック系代表といってもいいほどです。
外壁はもちろん屋根やトリムのアクセントとして多く使われる色なので、グレーやホワイト、ベージュといった淡い色との組み合わせることで建物が引き締まって見えます。
例:ネイビーブルー/ミッドナイトブルー/プラシッドブルー
※トリム:壁や床など境界の縁取りを飾るための装飾のこと

・濃いグリーン
緑は目に良いと言われますよね。自然な色として周りの環境と調和のとれる色です。特にお庭が広い住宅は、より一体感が出てバランスが良くなります。
明るいグリーンは、日光に当たるとかなり眩しくなるため周りの住宅が白系だと、やや悪目立ちしてしまうかもしれません。葉っぱの色をイメージすると良いです。葉っぱより少し暗いと落ち着いた色合いになります。
例:エメラルドグリーン/セージグリーン/オリーブグリーン/ハンターグリーン

・黒
シックでモダンといえば!黒です。重厚感や高級感を出せる抜群の色です。
しかし重すぎて住宅が暗く見えてしまう、少し難易度の高い色としてもよく聞きます。
明るい色や暖かみのある色と組み合わせることでシックさを保ちつつ重くなりすぎない外観にするなど、単色よりは組み合わせて使われることが多いです。
屋根色との相性もあるので、真っ黒!よりはグレーよりや青より、マットにするなど変化を持たせるとまた違った印象になります。
例:ディープブラック/チャコールブラック/マットブラック/ガンメタルブラック

●カラーシュミレーション
なぜ塗りたいと思った色と実際に塗った色が違ってみえるのか。
色は目に届く情報で認識するものです。目に届くまでに色んな情報・条件が重なるとどうしても違った色に見えます。
その情報・条件には様々な要素がありますので、色を決める際できるだけ加味して配色しましょう。
ポイントはできる限り今の建物と同じ条件にすること!

・大きさ
色は範囲によって見え方が変わります。
小さな見本よりも、実際に建物に塗った色は、塗る範囲が広いため少し色が明るく(淡く)感じられます。できる限りシュミレーション時は大きいものを見るようにしましょう。

・ディスプレイの差異
 カラーシュミレーションはパソコン・タブレット、紙など様々あります。色の出力方法が異なるため同じ色でも違った印象を持つことがあるため、実際の建物に使用されるタイルなども参考にするようにしましょう。実際のタイルと同レベルに調整が可能なシュミレーションツールも出ています。

・照明の違い
 室内で見る色、外で見る色、夜に見る色、同じ色でも全く違って見えることがあります。目は光を認識して色彩を映すため、照明は重要な要素です。紙のパンフレットであればぜひ外に出て自然光の中で確認すると良いです。一番目にすることが多い時間帯、お昼などに見ると良いです。朝方や夕方、夜などはどうしても違って見えるためその点も踏まえて楽しめる・納得できる色合いにできたら一番いいですよね。

・素材や質感
もともとの住宅の外壁素材、塗る塗料の質感によっても色は変化します。目に見えずともデコボコが必ずあるため、そのおうとつで光の当たり具合が若干変化する為です。カラーシュミレーションでは、塗る土台をできる限り今の住宅と同じ素材にしたり、先に塗料の候補を絞っておくとギャップが少なくなります。また、一度は試し塗りをしてみることも大切です。
試し塗りに対応できない業者もいるので、事前に確認しておきましょう。

・色空間
照明もそうですが、周りの環境、色空間も加味する必要があります。
例えばカラーシュミレーションを紙で確認した場合、パンフレットの土台が白であれば選んだ色は、より淡く・明るく見える傾向があります。コントラストの問題で、逆に黒であればより鮮明で暗く見える傾向があります。環境に置き換えると、住宅の周りが緑で覆われていたり、隣接の住宅が白っぽくあればその環境で色の見える具合も変化します。
デバイスのカラーシュミレーションツールでは、ぽつんと一軒家のみではなく、周りの環境をできる限り似せた背景にすることもできますので確認をしましょう。

●色の選ぶ上でのポイント
諸条件を解説した上で最後に、色を選ぶポイントについてお伝えします。

・トレンド、人気の色を把握する
上記にて人気の色をご紹介しましたが、人気な色には人気の理由があります。ただ無難だから、ではありません。
「人と違った色にしたい!」「好きな色にしたい!」とよくお聞きしますが、冒険をしすぎると長く付き合う住宅が少しいやになってしまうことも…
できる限り当社もご希望に叶う色を選定させていただきますが、塗装後の「思ったのと違う!」という言葉はできればお聞きしたくないものです。色の組み合わせや濃淡を変えるだけでも印象は違ってきますので、「この色!」と範囲を狭めずまずは幅広い色から絞っていくことをおすすめします。

・業者(プロ)から選び方のガイドを受ける
今まで書いたような内容は当社含めプロであれば誰でも理解しているものです。予備知識はあって損はないですが、頼む業者からは必ず色の選び方についてアドバイスをもらいましょう。
色に迷う場合は、選ぶポイントや好きな色に似せた調和の取れる色などを提案してくれます。

・色心理を知る
心理というとやや難しく感じるかもしれませんが、今はネット検索で簡単に出ますし、意外とシンプルです。白だと綺麗に見えますし、黒は重く見えます。オレンジだと明るく見えますし、青だと爽やかさを感じます。長く住まうご家族はもちろん周辺地域の方へもそれは影響します。
深く考える必要はないのですが、色が感情や気分に与える影響、ご自身(とそのご家族)や住民に与える影響をイメージできるとより納得感のある色を選ぶことができます。

・メンテナンスと耐久性
色は光(照明)との関係性が強いことを上記で述べました。それは塗装する住宅の耐久性にも影響します。家を守ってくれる壁、その塗料は何十年も日光や自然に晒されます。光を吸収しやすい濃い色は色あせしやすく明るい色は反射率が高いため色あせしづらいです。雨でくすんで見えたり、汚れが目立ちやすい色なども考慮しながら考えると長持ちする色を選べます。
また、塗料は進化し続けているのでUV(紫外線)吸収剤や遮熱など様々な機能を持った塗料があります。耐光性・耐候性、耐熱性、防水性、など総合的な耐久性を考えるとより長持ちで、メンテナンスもしやすく結果的にお財布に優しい塗料を選べます。

・地域の要件
地域によって気候は大きく変化します。雨の多い地域、寒い地域、乾燥しやすい地域などお住まいの地域の気候に合わせた色選びができるといいですね。また、気候はもちろん自然光の当たり具合もポイントです。方角によって当たる角度・日照時間など色が変化して見えやすい角度や時間帯を考慮できると塗装後のギャップが変わります。陰りやすい場所なのに日光が強い条件での明るいカラーシュミレーションをしたら、塗装後は「あまり明るくない!思ったのと違う…」となりますよね。
自然環境と同時に、周辺の環境も加味しましょう。
色合いや建築様式など地域にも特色がありますので、調和が取りやすい色も考えましょう。シュミレーションの際には、今のご自宅を遠目から見たお写真などを持参すると比較しやすいです。今はGoogleマップでも確認ができることもありますから便利ですよね。

・色の組み合わせ
単色でももちろん素敵ですが屋根やトリムといった部分も加味して色の組み合わせを考えましょう。複数の色を組み合わせて外観を引き立てられるとより素敵になるはずです。色のコントラスト、アクセントカラーの組み合わせがポイントです。

・実例や事例紹介を確認する
ご自宅と近しい建物で実際にどんな色が使われているのか、近しい周辺地域での実例などを確認できると塗装後のイメージがしやすいです。選んだ色が実際に使われている建物に案内してくださる業者もいるので、一度確認してみると良いです。また、必ず塗装前と塗装後イメージを比較しましょう。今のご自宅と色見のギャップがあると、その差からインパクトを受けやすく、あまり色見が変わらないものにすると「あれ?そんなに変わった気がしない…」ともやもやすることもあります。塗装自体は綺麗になっていて外壁も補強されているので変化は大きいはずが、気分的に変わった変化を感じづらい場合もあります。


以上塗装の色に関しての解説です。主な傾向を書かせてもらっていますので、必ずそうなることではありませんのでご注意ください。
住宅の環境はそれぞれ異なります。考えられる要素をできる限りテーブルに並べて吟味を行いましょう。
迷ってしまいどうしよう!と不安に感じることもあるかもしれませんが、プロのアドバイスを受けながら変化を楽しめると、きっと色選びの最中もわくわくするはずです。

小浜塗装店では、お住まいの住宅にできる限り近しい条件でのカラーシュミレーションを行っています。リフォームされた状態や全体のバランスなどを加味したアドバイスをさせていただきます。
試し塗りや無料診断も行っていますので、当社に限らず「塗装を検討している」状態でしたら、お気軽にご相談ください。


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