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【豆知識】遮熱塗装を選ぶ前に知っておきたいメリット・デメリットと選び方のポイント

福岡県福岡市の塗装実績45年以上の有限会社小浜塗装店です。
福岡市東区を拠点とし、環境に配慮した外壁塗装・屋根塗装・防水工事などを得意としています!

塗装会社の目線で、塗装が良く分からないという方向けに記事を書いてみました。
「わかりづらい、もっとここを知りたい」等ございましたら、
お気軽にご連絡くださいね。

【テーマ】遮熱塗装
遮熱塗料は皆様ご存知でしょうか。
屋根や壁に使う塗料は日々増えております。その中でも近年、機能性塗料が注目されています。

遮熱塗装が注目されている理由として、コストパフォーマンスの向上や地球環境保護が大きな背景にあります。今回は遮熱塗装のメリットやデメリット、選び方のポイントについて解説します。
遮熱塗装を検討中の皆様へ、その効果や導入方法につい理解する手助けとなれば幸いです!

(目次)
・遮熱塗装とは
・遮熱塗装のメリット4つ
・遮熱塗装のデメリット5つ(注意点)
・夏における遮熱塗料のメリット3つ
・冬における遮熱塗料のメリット3つ
・遮熱塗装を選ぶ際のポイント4つ

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それぞれ解説していきます!


●遮熱塗装とは
遮熱塗装は、太陽光の熱を反射することで温度上昇を抑える機能を塗料を使った塗装のことです。

●遮熱塗装のメリット4つ
①コストパフォーマンス:
 遮熱塗料により、冷房コストの削減や室内温度の快適化ができます!
②建物の寿命:
 素材の保護や劣化防止により、建物へのダメージが少なく、寿命が延びます。
③SDGs:
 CO2削減などの環境保護につながります!
④汚れづらい:
 塗料の膜により屋根や壁の劣化を防ぐため、塗装が剥げづらく見た目の美しさを保ちます。

●遮熱塗装のデメリット5つ(注意点)
①初期コストの高さ:
 遮熱塗料などの機能性塗料は通常の塗料よりも高価な場合が多いです。
②塗料の選択と適用条件:
 塗料の効果を十分に発揮できない材質などがあるため、新築ではなく改装の場合は組み合わせに気をつけましょう。
③効果の持続性:
 天候や温度、メンテナンスの頻度などの影響で、効果が時間と共に減少することがあります。
④見た目の変化:
 遮熱塗料は高い反射性能を持つため、色に左右される場合があります。色の選択肢が通常の塗料より限定的となります。
⑤効果の差異:
 機能性塗料は現在数多く存在します。コストはもちろん性能も種類が広いため、塗料製品に効果の差がある場合があります。

熱を遮る塗料、と見るとなんだか夏限定のイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
遮熱塗料は冬ももちろんメリットがあります!年中機能を発揮する遮熱塗料のメリットもまとめてみました。

●夏における遮熱塗料のメリット3つ
①室内温度の低下
遮熱塗料は太陽光、特に赤外線を反射することで、家など建物の表面温度を下げます。屋根や外壁の温度が高くならず、室内の温度上昇を抑制します。
効果: 室内温度が3〜7℃程度下がることがあります。

②コストパフォーマンス、電気代の削減
冷房にかかる電気代を削減できます。
室内温度の上昇を防ぐことで、エアコンの使用頻度や設定温度が低減します。
効果: 室温が1℃下がると約10%の空調費用が節約できることがあります。

③建物の維持・保護
高温により建物材料が劣化するのを防ぎ、建物の寿命を延ばします。
特に、屋根や外壁が受ける紫外線や熱からのダメージを軽減します。
効果: メンテナンスや修理頻度が減少します。(メンテナンスがゼロということではありません!)

●冬における遮熱塗料のメリット3つ
①結露の抑制
外壁や屋根と部屋の温度差により、結露が発生しやすくなります。
遮熱塗料は外壁や屋根の表面温度を適切に保つことで、この結露を抑制します。
効果: 室内環境のカビや木材の腐食などを予防します。

②室内温度の均衡
遮熱塗料は冬季にも温度を均衡に保つことができ、日中の温度変動を緩和します。
これは特に昼夜の温度差が大きい地域で効果的です。
効果: 室内の急激な温度変化を防ぎ、快適な環境を保つことができます。

③保温効果を持ちにくい
遮熱塗料自体は、保温効果を持ちません。保温効果はありませんが、冬の暖房が部屋にこもり、空気がもわっとした状態に対し、部屋が過度に暑くなることを防ぎます。暖房の温度調整と併せて不快を感じない環境を作れます。
効果: 冬に太陽が出ていても、室温が不快に感じるほど上がることがないため、暖房機器とバランスを取ることで快適な室内環境を維持できます。
※保温が必要な場合は断熱塗料との併用が便利です。

●遮熱塗装を選ぶ際のポイント4つ
先に述べましたように、今は様々なメーカーから多くの機能性塗料、遮熱塗料が出ています。
秀でている点が異なることが多いですので、選ぶポイントを押さえて、ご希望を塗装会社へ伝えましょう。
建物、特に家は長年を共にするので、長期的な満足感を得られる・快適な家へとできるようしっかり考えることが重要です。

①反射率:
遮熱塗料の目的は太陽光を反射し、熱の蓄積を防ぐことです。性能重視の場合は、反射率の高さで塗料を選びましょう。

反射率の確認: 反射率(アルベド)を示すデータを開示してくださる会社様がおすすめです。目安は80%以上の反射率です。
テスト結果: メーカーの提供する第三者機関のテスト結果を確認できれば、信用性のある塗料を選べます。

②耐久性:
機能はもちろん、長持ちすることもポイントのひとつです。長期間の効果を発揮してくれそうな塗料を選びましょう。

UV耐性: 紫外線に強い成分を含む塗料の場合、色あせや効果の低下をより防ぎます。
耐候性: 雨風や温度変化に耐える塗料の場合、塗膜※の劣化を防ぎます。
メーカー保証: 塗料製品の耐久性を保証する期間があると安心です。多くの高品質な遮熱塗料は10年以上の耐用年数があります。メーカー保証はもちろん、施工会社による施工保証もあるとより安心!
※塗膜(とまく):塗料を建物の表面に塗って乾燥させることにより形成される薄い膜。

③施工性:
家など施工する建物の地域の特性を理解することで、より適した・納得のできる塗料・施工会社を選ぶことができます。

・地域性: 地域の気候条件に合わせて、反射率や耐候性を持つ塗料を選びましょう。
例えば、多湿地域では耐湿性の高い塗料が適しています。
・建物の材質: 建物の材質(木造、金属、コンクリートなど)に対して適した塗料を選びましょう。各メーカーの塗料には相性があります。材質を考慮した施工方法もありますので、施工会社へも相談しておきましょう。
・施工場所: 屋根、外壁、フェンスなど施工場所によって適した塗料が異なります。材質同様、どこに施工をするのかを想定して、塗料を選びましょう。

④見た目:
機能重視か見た目・色重視かによっても、選ぶ塗料が大きく変わります。施工後のイメージを膨らませて、塗装会社へ依頼しましょう。イメージが難しい場合は、カラーシュミレーション等を使いながらご相談すると、仕上がりのイメージに対するギャップができるだけ少なくなります。

色の選択肢: 遮熱効果を保ちつつも、自分の好みや建物のデザインに合う色を選びましょう。通常の塗料より選択肢が狭くなってしまう可能性がありますので、可能であればサンプルを事前に確認ができるとより良いです。
光沢: 高反射性の塗料は光沢が強い場合があります。希望の仕上げ(マット、セミグロス、グロス)方法も塗装会社へご相談してみましょう。


以上遮熱塗装に関しての解説です。主な傾向を書かせてもらっていますので、必ずそうなることではありませんのでご注意ください。
住宅の環境はそれぞれ異なります。考えられる要素をできる限りテーブルに並べて吟味を行いましょう。
迷ってしまいどうしよう!と不安に感じることもあるかもしれませんが、プロのアドバイスを受けながら変化を楽しめると、きっと完成イメージやお色選びの最中もわくわくするはずです。

小浜塗装店では、塗料のご相談はもちろんお住まいの住宅にできる限り近しい条件でのカラーシュミレーションを行っています。リフォームされた状態や全体のバランスなどを加味したアドバイスをさせていただきます。
試し塗りや無料診断も行っていますので、当社に限らず「塗装を検討している」状態でしたら、お気軽にご相談ください。

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